日本語だけのパリの旅。やすのやりたい事はパリで友達を作りシャンパンを飲みたいで、やすが着いた場所はセーヌ川に架かる「ポンヌフ橋」だった。ポンヌフは新しい橋という意味だが1606年に完成したパリで最も古い橋だという。やすは橋で「日本語分かる人いませんか?」と大声で呼びかけるも、誰も声を掛けてこず1時間が経過。雨も振り始め3時間が経過し、午後7時でも空が明るく、4月のパリは午後8時頃までは明るいという。やっと声を掛けてきたアランさんは「私の日本語はそんなに上手じゃないけど」と日本語でコメント。なぜ日本語を話せる?か質問すると「偶然です。若い時にモントリオールの万博に行って万博が大好きになった」などと話している。アランさんは大阪万博に行くために大学で日本語を専攻。念願の大阪万博で日本を初来日し、会場で飲み物を売るバイトもしていた。この時はヨーロッパとまったく違う日本の文化や自然に魅了され以来、何度も日本に足を運んだという。旅行ツアーの同行ガイドにもなり、フランス人に日本の魅力を紹介していた。アランさんにお酒を一緒に飲んでくれませんか?と頼むと、「今は時間がありますから何でも」と了承を得たという。パリ16区でアランさんのオススメの店「ビストロ ロワイヤル エグゼルマン」に到着。2人でシャンパンを交わし、やすは美味しいお酒が飲めたという。