環境に配慮したホテルを経営する会社が先月、静岡県伊豆の国市に新たなイチゴ農園をオープンした。農業・観光・飲食を融合させることで垣根を超えた可能性を見出そうという取り組みを取材した。「IZU ARTH FARM」は時間無制限で3種類のイチゴ狩りができる。手掛けるのは農家ではなく地元のホテル。沼津市戸田にある「WEAZER 西伊豆 廻-KAI-」は、電力会社や水道に頼らず、電気と水を100%自然からまかなう循環型ホテル。伊豆の国苺委員会に所属する生産者はこの10年間で30人近く減少している。そこで、地元の宿泊業者が地元の農業と観光そして飲食を融合させたイチゴ農園を立ち上げた。これまでのイチゴ農園にはなかったカフェスペースを併設。採れたてのイチゴを使ったシェフ監修のデザート提供するという新たな価値を加えた。また、傍らには休憩できるベンチも設置。「IZU ARTH FARM」では、気温・湿度・日射量を機械で管理し、採れたてのイチゴをホテルでも提供している。廃れゆく農業を観光業者が救うことができるのか、業界の垣根を超えて生まれる相乗効果に期待が集まる。
