韓国軍合同参謀本部は北朝鮮がきょう午後1時50分ごろ、南西部ファンヘ(黄海)北道ファンジュ付近から朝鮮半島西側の黄海に向けて、短距離とみられる弾道ミサイル数発を発射したと明らかにした。北朝鮮による弾道ミサイルの発射はことし1月14日以来。韓国軍と米軍は朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習を、きょうから今月20日までの日程で韓国で行っている。北朝鮮は米韓の合同軍事演習の実施を繰り返し非難していて、北朝鮮外務省はきょうも国営メディアを通じて「危険な挑発行為だ」と主張し、対抗措置も辞さない姿勢を示していた。韓国軍は米軍とともに北朝鮮によるさらなるミサイルの発射などへの警戒と監視を続けている。