嘘の書類が作成されていた頃、ある新聞記者がネットの掲示板でネタ探しをしていた。すると、大韓航空の副社長が機内で激昂していたという投稿を発見。調査の末、記事にした。大韓航空側はチャンジン氏に機体から降りるよう指示したのは副社長と認めたが、理不尽な怒り、言動は認めなかった。チャンジン氏は国土交通部の事情聴取に臨み、報告書に嘘はないと返答する。なお、大韓航空の会長夫人は国土交通部元次官の娘で、大韓航空の元社員が同部に多数在籍していた。会社側は嘘の書類でも押し通せると思っていたが、メディアは連日報道した。機体を私的な感情でUターンさせることは航空法に違反しているとさらに追求。チョ・ヤンホ会長は娘であるチョ・ヒョナ氏を退陣させると表明した。
肩書などを失ったチョ・ヒョナ氏にとって、航空法に違反していたことを認めるわけにはいかず、大韓航空では齟齬のないよう書類を改ざんしていった。韓国10大財閥で韓国のGDPの75%を占めるとされる。大韓航空を傘下に持つ韓進財閥はベトナム戦争の際、アメリカ軍の輸送を一手に引き受け、莫大な利益を生み出した。また、財閥は時の政権と関わるべく、賄賂もおくった。パク・クネ元大統領は約48億円を受け取ったとされる。チャンジン氏は会社を辞めず、財閥と戦うことを決意。隠蔽工作が行われたことをテレビで証言し、韓国の検察が捜査に乗り出した。加えて、メディアはチョ・ヒョナ氏が財閥令嬢といえども容赦なかった。ヒョナ氏には強要罪、業務妨害罪など4つの疑いで、嘘の書類を作成するよう指示した乗務、大韓航空と癒着していた国土交通部職員にも逮捕状が請求された。
2013年4月15日、韓国有数の鉄鋼メーカーの乗務が大韓航空の機体に乗っていた。ラーメンの茹で加減に納得がいかないなど、不平不満を繰り返した。シートベルト着用にも従わず、客室乗務員を負傷させた。アメリカでFBIに引き渡され、乗務は帰国後に会社から解雇された。当時、メディアはラーメン乗務と非難。そして、第2のラーメン乗務だと、チョ・ヒョナ氏はナッツ姫と呼ばれ、日本でも知られる存在となった。
肩書などを失ったチョ・ヒョナ氏にとって、航空法に違反していたことを認めるわけにはいかず、大韓航空では齟齬のないよう書類を改ざんしていった。韓国10大財閥で韓国のGDPの75%を占めるとされる。大韓航空を傘下に持つ韓進財閥はベトナム戦争の際、アメリカ軍の輸送を一手に引き受け、莫大な利益を生み出した。また、財閥は時の政権と関わるべく、賄賂もおくった。パク・クネ元大統領は約48億円を受け取ったとされる。チャンジン氏は会社を辞めず、財閥と戦うことを決意。隠蔽工作が行われたことをテレビで証言し、韓国の検察が捜査に乗り出した。加えて、メディアはチョ・ヒョナ氏が財閥令嬢といえども容赦なかった。ヒョナ氏には強要罪、業務妨害罪など4つの疑いで、嘘の書類を作成するよう指示した乗務、大韓航空と癒着していた国土交通部職員にも逮捕状が請求された。
2013年4月15日、韓国有数の鉄鋼メーカーの乗務が大韓航空の機体に乗っていた。ラーメンの茹で加減に納得がいかないなど、不平不満を繰り返した。シートベルト着用にも従わず、客室乗務員を負傷させた。アメリカでFBIに引き渡され、乗務は帰国後に会社から解雇された。当時、メディアはラーメン乗務と非難。そして、第2のラーメン乗務だと、チョ・ヒョナ氏はナッツ姫と呼ばれ、日本でも知られる存在となった。