日本を訪れた外国人旅行者は去年1月から11月までに累計で3337万人余りと過去最多となっている。山形県では雪景色などを求めて冬に滞在する外国人が全体の4割余りを占める中、外国人に選ばれるための取り組みが温泉地で始まっている。県内有数の温泉地・天童温泉には海外からの旅行客が訪れていた。こうした中英語でもコミュニケーション能力が求められている。旅館でフロント業務を担当する三浦貴さんは自主的に英語を勉強してきたがなかなか身に着かないという。課題の克服に向けて旅館などが始めたのが英会話の学習会。そこでは観光客に感謝の思いを伝える表現も学んだ。講師は「知っている単語でも心が通じ合う会話ができる」と強調した。何よりも大切なのはおもてなしの心。その思いを伝えられるかが問われている。