- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 小野文明 野口葵衣
オープニング映像。
経団連と日本商工会議所、経済同友会が開いた新年の祝賀会には企業経営者など約1500人が出席した。2025年の日本経済の焦点について企業トップに聞くと、ファミリーマート・細見研介社長はトランプ政権の関税や込め不足などことしは米が課題になるとコメント。日本航空・鳥取三津子社長は海外へ行く客はコロナ前の7割までは回復したが、円高になればさらに量化するのではないかとコメント。民間のエコノミスト37人の予測によると、新年度の成長率は今度の予測を上回る見通しだとしているが、海外経済の減速などリスクもある中経済の好循環が実現できるかが焦点となる。
少子化や医師不足でお産を担う施設が減少し、住んでいる自治体に出産施設がない分娩空白市町村が多くの都道府県で拡大している。こうしたことからこども家庭庁は出産までの期間自宅や里帰り先の家から妊婦健診で医療機関に移動するのに概ね60分以上かかる場合交通費を補助する新たな支援を実施するとしている。公共交通機関や自家用車の利用は最大14回を上限に実費の8割が補助される。一部では独自に実施している自治体もあり、こども家庭庁は地域の差はなく全国一律に支援する体制を整えるとしている。こども家庭庁は出産予定日の2週間前から医療機関近くでホテル待機するための宿泊費の補助なども行うとしている。今後さらに医療機関の集約化などが進んだとしても、居住地に関わらず適切な医療サービスを受けられる環境を維持していきたいとしている。
- キーワード
- こども家庭庁
警察庁によると、去年1年間に交通事故で死亡した人は全国で2663人と、前の年より15人減った。一方、亡くなった人のうち65歳以上の人は1513人と、全体の56%余りを占めて、前の年よりも47人増え、2015年以来の増加となった。警察庁は事故を詳しく分析し効果的な対策や注意の呼びかけを行っていきたいとしている。
政府は国家安全保障局の秋葉剛男局長を近く交代させ、後任に外務省の岡野正敬事務次官を充てる方向で調整を進めている。国家安全保障局長は、外交安全保障政策の司令塔であるNSC(国家安全保障会議)の事務局を統括するポスト。岡野氏は京都府出身の60歳。1987年に外務省に入り、おととし8月から事務次官を務めている。政府はこの人事を近く閣議で決定することにしている。
日本を訪れた外国人旅行者は去年1月から11月までに累計で3337万人余りと過去最多となっている。山形県では雪景色などを求めて冬に滞在する外国人が全体の4割余りを占める中、外国人に選ばれるための取り組みが温泉地で始まっている。県内有数の温泉地・天童温泉には海外からの旅行客が訪れていた。こうした中英語でもコミュニケーション能力が求められている。旅館でフロント業務を担当する三浦貴さんは自主的に英語を勉強してきたがなかなか身に着かないという。課題の克服に向けて旅館などが始めたのが英会話の学習会。そこでは観光客に感謝の思いを伝える表現も学んだ。講師は「知っている単語でも心が通じ合う会話ができる」と強調した。何よりも大切なのはおもてなしの心。その思いを伝えられるかが問われている。
全国高校ラグビー決勝:桐蔭学園(神奈川)40−17東海大大阪仰星(大阪)。桐蔭学園が2大会連続5回目の優勝。桐蔭学園・申驥世首相は「優勝できてうれしい」とコメント。
今月12日に初日を迎える初場所を前に、横綱・照ノ富士が、新春恒例の土俵入りを奉納した。約2000人の参拝客などが見守る中、会場となった明治神宮に姿を現した照ノ富士は、初場所の安全と成功を願い、不知火型の奉納土俵入りを披露した。けがなどの影響で2場所連続で休場している照ノ富士は初場所で復帰を目指す。照ノ富士は「体の針はちょっとずつ戻ってきている。次11回目(の優勝)なので、それを目指して頑張っていきたい」と語った。
ソフトバンクにDeNAからトレードで移籍した濱口遥大投手が入団会見を行った。浜口投手は2017年にドラフト1位でDeNAに入団。濱口投手は「リーグ連覇、日本一に向かって、一生懸命腕を振っていきたい」と語った。
経済情報を伝えた。
- キーワード
- ダウ・ジョーンズ工業株価平均
米国・エヌビディアは、ロボットや自動運転に使われるAIの開発に適した新たな基盤技術を無償で提供すると発表。エヌビディア・ジェンスン・フアンCEOが米国・ラスベガスで開かれる世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」に先立って明らかにした。新たな基盤技術は、ロボットや自動運転に使われるAIの開発に役立ててもらおうと開発者に向けて無償で提供されるという。実際にロボットや車を倉庫や道路などで動かさなくてもシミュレーションされた環境で、AIに重力や衝突の影響などの物理的な動きを効率的に学習させることができるとしていて、AIの開発コストを大幅に削減できるという。トヨタ自動車との連携を強化し、自動運転などの次世代の技術の開発に適した最先端の半導体や運転制御を行うソフトウェアを提供すると発表。
沖縄の離島の渡名喜村では、新年度、定年退職などで職員の数が14人に減り定数の半分ほどが欠員となるおそれがあるという。ここ数年は内定を受けても辞退する人が多く人材確保のめどは立っていないという。村は当面、最低限の住民サービスに専念する方針。沖縄県は村からの相談を受け、新年度から応援の職員を派遣する方向で調整している。
- キーワード
- 渡名喜村(沖縄)
中国やロシアなどで作るBRICSは東南アジアのインドネシアの加盟を発表。東南アジアの国が加盟するのは初めてで、食料やエネルギーの安全保障などを強化するねらいがあるものとみられている。BRICSをめぐっては、トランプ次期大統領が、加盟国の間でドルを貿易取引などで使用しない動きが出ていることを批判し、「100%の関税に直面することになる」としてけん制していた。
- キーワード
- BRICSドナルド・ジョン・トランプ
広島放送局では去年11月に被爆80年のプロジェクトを立ち上げ「わたしが、つなぐ」と題してホームページで動画を紹介している。広島市の高校3年生、樋口文美菜さんは被爆者の方から当時のことを聞き取って絵に描く活動をしている1人。被爆者の瀧口秀隆さんから原爆が投下された瞬間の母親についての話を聞いて絵に残している。樋口さんは被爆者の平和への願いを感じ取ってもらいたいと話している。ホームページでは原爆を投下した爆撃機に搭乗していた米国人の孫と広島と長崎で2度被ばくした人の孫の交流の動画も紹介している。日本被団協結成当時から活動に関わってきた97歳の被爆者、阿部静子さんの特集を紹介。阿部さんはやけど痕で顔にケロイドが残り「赤鬼」と差別され夫の親戚からは離婚を迫られた。それでもこれまで活動を続けてきた。さらにホームページでは被爆者からの手紙を朗読して紹介するコーナーも設けている。広島放送局では全国の被爆者からの手紙を募集している。
静岡市の商店街ではことし1年の無病息災を願い「七草がゆ」がふるまわれた。市内の農家が育てた水菜やルッコラ、チンゲン菜など7種類の野菜を使っている。
沖縄・伊江島に沖縄戦とその後の島の歴史に触れる旅をするため団体のツアー客が訪れた。伊江島では住民の半数、約1500人が犠牲になった。終戦後は”銃剣とブルドーザー”といわれるアメリカ軍による土地の強制収用が行われた。広大な基地を建設するため、住民たちは住まいや農地を奪われた。案内人は地元の玉城睦子さんが務め、資料館を作った阿波根昌鴻さんを紹介した。阿波根さんは”沖縄のガンジー”とも呼ばれる。一行は住民が立ち退きを命じられた地区を訪れた。そこで耳にしたのが当時作られた歌「陳情口説」だった。土地を奪われた人たちの怒りと悲しみが込められている。伊江島は島の3割以上がアメリカ軍の飛行場で占められている。沖縄戦から80年となる今年、慶良間諸島や八重山諸島を訪れる計画をしているという。