- 出演者
- 檜山靖洋 勝呂恭佑 首藤奈知子 渡部圭司 今井翔馬 浅井理 近藤奈央 是永千恵 浅田春奈
オープニング映像とキャスターらの挨拶。
カナダのトルドー首相は6日、記者会見を開き首相を辞任する意向を表明した。あわせて少数与党・自由党の党首も辞任する考えを示し、自由党は近く、党首選挙を行って後継を選ぶことになる。トルドー氏は2015年の総選挙で勝利して、カナダ史上2番目の若さとなる43歳で首相に就任した。しかし、住宅価格の高騰など物価高への対応で批判を受け、野党側が今月にも不信任案を提出する構えを見せ、少数与党の中、可決される公算が高まっていた。また、米国のトランプ次期大統領が、カナダからの輸入製品に25%の関税を課す意向を示したことへの対応を巡って副首相兼財務相が反発して辞任するなど、与党内からの圧力も強まっていた。カナダで先月末に行われた世論調査では、トルドー氏の支持率は就任以来最低となる22%まで低下していた。
シリアで独裁的なアサド政権が先月8日に崩壊してまもなく1か月。NHKの取材班が6日、レバノンから陸路で国境を越え、シリアに入った。かつて市民の動向に警察官や治安部隊が目を光らせていた街に変化が見られた。国境の検問所。家財道具を積んだトラックや家族連れが次々に国境を越えていた。これから国境を抜けてシリア国内に入っていく。ダマスカスに向かう道路沿い。こちらにはかつて検問所があったが今は解体工事が行われている。そしてこちらにはアサド政権の部隊の戦車が今も残されている。政権崩壊前、至る所に掲げられていたアサド前大統領のポスターは、破られたり、取り外されたりしていた。ダマスカスに入ると多くの商店やレストランが通常どおり営業していて、通りは大勢の買い物客などでにぎわい、車の激しい渋滞も起きていた。かつては多くの警察官や治安部隊が市民の動向に目を光らせていたが、今ではそうした姿はほとんどなくなっている。治安部隊への入隊を希望する人たち。暫定政権がアサド政権下で市民を弾圧してきた治安部隊を解散させ、新たな部隊の創設を進めている。シリアでアサド政権が崩壊してまもなく1か月。国際社会が復興支援にどう関与していくかも課題となっている。こうした中、暫定政権のシェイバニ外相は6日、UAEの首都アブダビを訪れ、アブドラ外相と会談した。シェイバニ外相は今月に入って、サウジアラビアやカタールといった湾岸諸国を相次いで訪問していて、内戦で荒廃した国の復興に向けて、支援を取りつけるねらいがあると見られる。
渋谷からの中継で全国の気象情報を伝えた。
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- 渋谷(東京)
おはよう日本では、石川県輪島市町野地区にある、地区で唯一のスーパーマーケットを継続して取材してきた。地震前はおよそ2000人が暮らしていた町で、80年近く営業を続けてきた店だが、去年9月の豪雨で営業休止に。その後、多くの人に支えられながら、町の人たちと共に歩んでいく姿を伝えた。去年の11月、店は営業再開した。店主と住民たちの日々の記録。去年11月末、店がおよそ2か月ぶりに営業を再開したときの様子。3代目店主の本谷一知さん。先月、店を訪れると、雰囲気は変わっていた。例年であれば店内がにぎわう年末に向かう時期、本谷さんは地震前との違いを感じていた。
石川県輪島市町野地区にある、地区で唯一のスーパーマーケット。50年間、店を利用し続けてきた堀江政子さん(77)。地震で自宅が半壊し現在、店の近くにある仮設住宅に住んでいる。去年6月、夫が持病の悪化で亡くなった。毎日作っていた料理は、ほとんどやらなくなったという。今、堀江さんは週3回ほど店に通うが、買い物は必要最低限に。店を利用する住民の数は地震前の5分の1に。スーパーを営む本谷さんは店が存続できる道を決断した。従業員を15人から3人に、店のスペースを3分の1に。町外から訪れる人たちに活路を見出した。店の空いたスペースに人々がくつろげる環境を整える取り組みも始めた。メディア対応も積極的に行っている。去年12月31日、本谷さんの呼び掛けで、住民たちが炊き出しの年越しそばを食べた。
石川県輪島市町野地区と中継で繋いでもとやスーパーの本谷さんへインタビュー。新しく惣菜の作業場が拡充予定。本谷さんは「心の拠り所になるようなスーパーを目指している」とコメント。
米国・ラスベガスで7日に開幕する世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」について。CESには世界各地から4500社以上が参加。メディアや投資家も多く集まるため、企業にとっては自社の技術を世界にアピールする格好の場。開幕を前に現地では日本のスタートアップ企業によるピッチ(発表会)が開催された。東京の企業が紹介したのは、ロボット技術を活用した電動式の義足。モーターが作動し、人の動きをアシストするため、通常の義足よりも負担を減らせるという。この他、液晶のレンズを活用することで使用する人の視力などに合わせて度数を自動で調整できる最新のメガネや、AIが組み込まれ手を振ったら体を揺らすなどユーザーの動きに合わせて様々な動作ができるロボットも紹介された。トヨタ自動車が未来型都市の進捗を発表している他、ソニーが次世代EVや最新エンタメ技術を発表する予定。
先端半導体の国産化を目指す半導体メーカー「ラピダス」について。4月から試作品の製造を始める予定で、試作ラインの稼働を軌道に乗せられるかが焦点。ラピダスが手掛けるのはまだ世界で量産化されていない「2ナノ世代」の半導体で、今年4月から試作品の製造を開始予定。北海道千歳市で建設されている工場では、先月から特殊な光で微細な回路を焼き付ける「EUV露光装置」と呼ばれる最先端の装置の設置作業が進む。2ナノの半導体を巡ってはことし、台湾・TSMCと韓国・サムスン電子が量産開始予定。
富士通はグループ会社の「富士通ゼネラル」を「パロマリームホールディングス」に売却することを決めた。富士通はITやAIを軸に事業の再編を進めていて、ITやAIの関連事業に経営資源を集中させ、事業の拡大を目指す方針。買収総額は約2500億円になる見通して、海外を中心に販売拡大を目指す。
歌手生活60周年の加藤登紀子。「2025年は私の正念場。60年分歌ってきて“これが私です”と言える年でありたい」と話す。加藤は核兵器廃絶を訴えてきた日本被団協がノーベル賞を受賞したことをきっかけに、コンサートでは漫画「はだしのゲン」の文章を朗読するようになった。「一緒に生きた人たち、生きられなかった人たちが彼らの心を支えたと思う。私は戦争が終わる少し前に生まれ“へその緒”が戦争とつながっているという意識があり、どうしても気になる」という。朗読とともに大切にしているのが「広島 愛の川」という歌。2012年に亡くなった「はだしのゲン」の作者・中沢啓治が残した詩を元に作られた。中沢の被爆体験と平和への思いが込められている。加藤は国連機関の親善大使として世界各国を回るなど、活動の根底には常に平和への思いがあった。加藤は「どうすれば戦争のない世界を作れるのか。私の人生の出発点からの課題だった。その問いに答えがないかぎり私は問いをやめるわけにはいかない」と話す。ことし行う60周年ツアーは「ForPeace〜80億の祈り〜」。「憎しみの種はそこら中にある。歴史の中に憎しみの種を植え続けてきた。憎しみの種からさえも愛を育むことができるはず。人間のすばらしさはそこにきっとある。私は諦めていない。とても前向きで希望的」と話す。
イングランドプレミアリーグのプレーを紹介。マンチェスターシティー・サビーニョ、クリスタルパレス、ブライトン・三笘薫、ノッティンガムのパスの映像。