第18回ショパン国際ピアノコンクールで2位入賞、反田恭平。いま最もチケットが取れないピアニストとも呼ばれる。奈良県に本社がある国内外で異例のオーケストラの株式会社、ジャパンナショナルオーケストラの代表取締役社長。演奏活動だけで生計を立てることができるのはひと握りとされてきた日本のクラシック業界。才能ある若手音楽家が演奏や勉強に集中できるよう経済的に支えるためオーケストラのメンバーを社員として雇用し、活動から得た利益を給与として支給。設立から3年、海外公演も成功させた(ドイツ、イタリア)。街角での演奏会を行うなど県や市と連携した取り組みも行っている。奈良県にシカの数より楽器を背負う子どもを増やしたい、楽器指導や演奏会を行っている。青和小学校(奈良市)でこの日だけの特別な音楽教室が行われた。反田恭平が「ピアノ、バイオリン、チェロを始めたいと思う子が1人でも増えればいい。音楽の都にする」などコメント。