外国債券の運用に失敗し、今年度1兆9000億円の最終赤字になる見通しの農林中央金庫は、奥理事長が来月末で引責辞任すると発表した。日本有数の機関投資家である農林中央金庫はこの数年間、外国債券の運用に失敗し一時、約2兆円という巨額の含み損を抱えた。農林中金はその影響で、今年度の最終損益が約1兆9000億円の赤字になると明らかにしたうえで、経営責任をとって奥理事長が来月末で辞任すると発表した。25年度は黒字に転換する見通しだが、役員陣の大幅な若返りを図り経営を立て直すとしている。
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