参院選は選挙区75+比例代表50の125議席で今回は争われ、選挙区のうち注目したいのが「1人区」。都市部に比べ人口が少ない地方を中心に32あり、40%を超えるほどが1人区で争われる。1人しか当選しないため与野党で勝ち負けが明確に出ることから情勢に大きく影響するとされており、与野党ともに力をいれる選挙区でもある。今回、終盤の情勢で優勢だった与党自民党が野党に追いつかれる様相となり劣勢となっており、自民・与党系リードが10から7に、野党系リードが12から20に、接戦が10から5となっており現時点で与党が13負け越す情勢となっている。また、他の選挙区で注目すべき点は東京選挙区。ここは本来6議席を争うが今回は欠員を補充するため7人が当選する争い。序盤は自民党・鈴木大地市が安定、それに公明党・川村雄大氏、参政党・さや氏が続く流れだったが、終盤の情勢では、鈴木大地氏、さや氏、川村雄大氏の間に国民民主党の牛田茉友氏が割って入る情勢となっている。この4人に続き残る3議席をめぐり争っているのが立憲・塩村あやか氏、共産党・吉良佳子氏、自民・武見敬三氏、立憲・奥村政佳氏、国民・奥村祥大氏、維新・音喜多駿氏、れいわ・山本譲司氏、保守党・小坂英二氏で争われている。このほかにも20人が立候補しラストスパートをかけている状況。ただ、調査ではまだ28%が投票先を明らかにしておらず投票日までに情勢が変わる可能性もある。