東北電力はきょう午後6時ごろから午後8時ごろの間で女川原発2号機を再稼働させる予定。原子炉内の核燃料の間に差し込まれた制御棒を1本ずつ引き抜いて核分裂を活発化させ安定して継続する「臨界」を確認する。震災で停止した女川原発は2020年には新規制基準の審査に合格し、防潮堤のかさ上げや原子炉建屋の耐震補強などの安全対策工事を今年5月までに完了させていた。女川原発2号機が動き出せば震災の被害が大きかったエリアとしては初めての再稼働。東北電力は来月上旬に発電を始め、12月頃には本格的な送電を開始する予定。