姫路市によると姫路城を訪れた人は昨年度で約148万人。このうち外国人は45万人余。コロナ禍前の2019年度の39万人余を越えた。オーバーツーリズムは各地で課題になっている。奈良の東大寺は外国人観光客が多くスマホで写真を撮っていてさい銭を入れられないくらいの混雑ぶりだったという。海外では「観光税」と「二重価格」という2つのオーバーツーリズム対策がある。観光税とは町や地域に入るときに徴収する仕組みでスペイン・バルセロナでは観光客に1泊約550円加算。インドネシア・バリ島では約1,400円徴収。CNNによると世界で観光税を導入している地域は少なくとも60以上ある。二重価格はペルー・マチュピチュでは外国人観光客は約9,700円、ペルーと近隣国は約4,900円と差をつけている。すでに、日本国内のレストランでも二重価格を導入している店がある。一方でなにをもって外国人なのか、差別につながってしまうんじゃないかと専門家の指摘もあり運用面で難しいところもある。