- 出演者
- 宮崎慶太 池田伸子 伊藤海彦 志賀隼哉 黒田菜月 田中美都
オープニング映像。
「よみがえって欲しいヒーロー」について、美空ひばり、テレサ・テン、ディープインパクトという声を紹介した。豊永デスクについて「おはBiz」のときから拝見していますという声を紹介した。
世界遺産の姫路城は外国人観光客も多く訪れる人気の観光地。入城料金について清元市長が外国人観光客と市民などとの間で差をつけることも含めて見直しを検討していく考えを示し、注目が集まっている。別名・白鷺城に昨年度訪れた人はおよそ148万人で3割余は外国人だと推定されている。現在は18歳以上で一律1,000円の入城料金の見直しは文化財として保護していくために費用が見込まれるためだとしている。修理に必要な資材の確保や職人の技術を継承する人材の育成、耐震性の強化などが挙げられ、経費について調査を行う。海外ではオーバーツーリズムが問題視される中、観光客から特別な料金を徴収する取り組みはすでに行われている。その1つがエジプト最大の観光名所ギザのピラミッド。見学料は地元やアラブ諸国の観光客は約200円、外国人観光客は約1,800円に設定されている。城塞国際大学観光学部・佐滝剛弘教授は「地域に住む人を割引にするのはあってもいいと思う。では国籍で分けるのがどれだけ納得性が得られるか、そもそも国籍をどう見分けるか、日本に長く住む外国人はどうするか、価格の差はどういう理由でその差になったのか、明確であれば払う人も気持ちよく払えると思う」と話した。
姫路市によると姫路城を訪れた人は昨年度で約148万人。このうち外国人は45万人余。コロナ禍前の2019年度の39万人余を越えた。オーバーツーリズムは各地で課題になっている。奈良の東大寺は外国人観光客が多くスマホで写真を撮っていてさい銭を入れられないくらいの混雑ぶりだったという。海外では「観光税」と「二重価格」という2つのオーバーツーリズム対策がある。観光税とは町や地域に入るときに徴収する仕組みでスペイン・バルセロナでは観光客に1泊約550円加算。インドネシア・バリ島では約1,400円徴収。CNNによると世界で観光税を導入している地域は少なくとも60以上ある。二重価格はペルー・マチュピチュでは外国人観光客は約9,700円、ペルーと近隣国は約4,900円と差をつけている。すでに、日本国内のレストランでも二重価格を導入している店がある。一方でなにをもって外国人なのか、差別につながってしまうんじゃないかと専門家の指摘もあり運用面で難しいところもある。
日銀・植田総裁は参議院の財政金融委員会で次回来月の金融政策決定会合で追加の利上げを行う可能性について、場合によっては十分あり得ると述べた。2%の物価安定目標について“確実に実現するということろまでまだ確信が持てていない。確信の度合いが上がれば短期金利の水準を引き上げることを通じて金融緩和の度合いを適切に調整したい”と述べた。先週の決定会合で国債の買い入れを減らす方針を決め来月の会合で具体的な計画を示すことにしているが、同時に追加の利上げを行う可能性を問われると「場合によっては政策金利が引き上げられることも十分あり得る」などと話した。来月の会合では日銀が国債の買い入れの減額について規模やペースをどのように示すのかとともに、追加の利上げにまで踏み込むのかに市場の関心が集まっている。
南海トラフ巨大地震に備え、太平洋側の沖合の海底で観測網の整備が進められていて、文部科学省によると想定震源域の東側では観測が行われているのに対して西側は空白になっているため、防災科学技術研究所が、高知県の沖合から日向灘にかけて、N−netと呼ばれる観測システムの整備を計画している。地震計と水圧計がセットになった36の観測点を海底ケーブルでつなぎ、総延長はおよそ1640キロにのぼる。半分の観測点の敷設を終えたことから防災科学技術研究所は来月から試験的な運用を始めることになった。このシステムで得られた地震や津波のデータは気象庁にも提供され、緊急地震速報や津波警報などの発表にも活用されることになっていて、周辺で地震が起きた場合、最大で地震を20秒、津波を20分、それぞれ早く検知できるようになるとしている。残りの半分の観測点は年度内に敷設する予定。
特定秘密保護法の去年1年間の運用状況をまとめた政府の報告書が閣議決定され、新たに53件の情報を特定秘密に指定した一方、4件は指定を解除した。この結果、特定秘密に指定されている情報は、去年末の時点で751件となり、このうち防衛省が429件と最も多く、次いで内閣官房が116件などとなった。報告書は衆参両院の情報監視審査会で審査が行われる。
気象情報を伝えた。
横浜・港北区から中継。エアコンと扇風機をどうやって組み合わせたらより効率的に部屋が冷えるかをお伝えする。扇風機の風が出る方向がエアコンに向いていて首が上に向いていることがポイント。冷たい空気は下にたまる傾向にあるため同じ部屋でも温度にムラができる。そこで扇風機で下にたまった冷たい空気を上に持ち上げることでより効率的にいきわたる。ポイントは撹拌。最近の機種では首が真上に向くタイプもあり部屋干しにも向いている。サーキュレーターのほうが風が一直線にパワフルにいくので部屋の空気を撹拌させるには向いている。うまく組み合わせることで電気代を抑えられる。
ドジャース・大谷翔平はおよそ1か月ぶりとなる1番指名打者で出場。不動のリードオフマン・ベッツがデッドボールで左手を骨折したことを受けての打順変更となった。第2打席、2試合連続ヒットがタイムリーとなり追加点。さらに続くバッターの当たりでホームに帰った。第3打席、2打席連続のヒットがツーベースとなる。第4打席、今シーズン20本目のツーベースヒット。第5打席はフォアボール。次のバッターの初球で今シーズン16個目の盗塁に成功。大リーグ通算の盗塁の数を102とし、メッツなどでプレーした松井稼頭央さんと並んで日本選手の通算盗塁数で歴代2位。ドジャース9−5ロッキーズ。
1番バッターの大谷翔平は4打席で出塁の大活躍。きょう試合が行われたロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドは標高が1600mと高いところにあるのでボールが飛びやすい。ヤンキースのスタントン選手は153.6mもホームランを飛ばしたと記録も。バッター有利のこの球場で唯一ノーヒットノーランを達成した投手が野茂英雄さん。日本時間の来月17日に行われる大リーグのオールスターゲーム、ファン投票の1次投票、中間結果が発表された。大谷翔平がナショナルリーグの指名打者部門で100万2377票を集めてトップに立っている。2位ブレーブスのオズーナ選手のおよそ2倍の差をつけている。1次投票は日本時間の28日午前1時まで行われ、各ポジションの上位の選手が最終投票に進む。
今月のテーマはわたしのカラダ。遺伝子に生まれつきの変異があるために発症する遺伝性の乳がんについて。2013年、ハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんが遺伝子の変異が見つかったために将来がん発症するのを避けるために左右の乳房を切除した。遺伝性の乳がんは乳がん全体のおよそ1割。最も多いといわれているのが遺伝性乳がん卵巣がん。
東京都内に住む米澤悠里さん46歳。3年前、入浴中に乳頭からの出血に気が付き右胸の乳がんが発覚した。右胸の摘出手術を受けたあと主治医から念のため遺伝性の検査をするか提案があった。がん家系ということもありこの機会に調べておこうと思ったという。米澤さんの父は胆管がんで亡くなり、母も2度の乳がんを経験した。血液検査の結果、米澤さんにはBRCA2という遺伝子に変異があることがわかった。50歳までに遺伝性の乳がんになる確率は最大35%、70歳までにその確率は84%にあがり卵巣がんも最大27%になることがわかった。がんのリスクを減らすため左胸と卵巣を摘出するか、それともがんが見つかるまで繰り返し検査を受けるのか、決断を迫られた。40歳で産んだ長男は当時2歳。がんの不安を抱えながら子育てに向き合うのは難しいと考え米澤さんは摘出手術を受けました。米澤さんは「少しでも元気なママでいたい。理屈じゃなくて“この子のためなら”と決断できた」と話した。
遺伝性乳がん卵巣がんの検査は血液の白血球の中にある2つの遺伝子BRCA1とBRCA2の変異を調べる。どちらかに変異があると将来乳がんの発症リスクが6~12倍高くなるといわれ親から子に2分の1の確率で発がんのリスクが遺伝するといわれている。検査は3割の自己負担でも6万円にほどと高額となっていて健康保険の適用には45歳以下で乳がんと診断されるなど一定の条件がある。遺伝子の変異が見つかっても全員ががんを発症するわけではない。早期発見のため定期的に精密検査を受ける方法もある。妊娠を考えたい方は医師と相談して手術を遅らせるケースもある。家族の心理的な負担も大きいという。米澤さんのお母さんは私のせいで申し訳ないと責任を感じていたため米澤さんはお母さんのせいじゃないと何度も伝えたという。米澤さんは検査を通じて人生を見直すことにも繋がったと話している。
米澤さんは乳がんに関する知識や情報をラジオやSNSで発信している。この日訪ねたのは遺伝子情報の研究をしている医師・三木義男さん。三木さんは30年前、遺伝性乳がん卵巣がんの原因となる遺伝子を世界で初めて特定。今、取り組んでいるのはリキッドバイオプシーと呼ばれる検査法。血液中の遺伝子を解析し、乳がんだけでなく、さまざまながんをいち早く発見する技術。米澤さんは「早期発見のために身近になってほしいという願いがあるなかで、そこに向けて取り組んでいることを聞けたので啓蒙活動の中に取り入れていきたい」と話した。同じ病気を経験した人の輪も広げている。先月、米澤さんが東京都内で開いた写真展。7回の乳がん手術を経験した女性、ステージ4と宣告されがんの転移から回復した人など厳しい状況を乗り越え強く明るく生きる女性たち。去年乳がんを経験した人のための写真サービスを始めた。きっかけは3年前、最初の手術後にこどもと一緒に撮ってもらったこの1枚。体に傷がついて自信を喪失していたがこんなにも幸せな顔をしているんだと気づいたという。女性の9人に1人が生涯で1度はかかるといわれる乳がん。米澤さんは特別な病気ではないからこそ多くの人に関心を持ってほしいと思っている。
手術後に外見が変わってしまったことを気にして外出を控えてしまう方もいるが米澤さんはヘアメイクをしてプロのカメラマンに撮ってもらったことで非日常な体験で自信が持てた、だからこそ乳がんを経験した人たちも少しでも前を向いてほしいという思いでこういったサービスを始めたという。これからも患者目線で遺伝性乳がんについて情報発信を行っていくという。
- キーワード
- 乳がん
埼玉・行田から中継。埼玉・行田にある埼玉県最大の古墳。ミッション:国内でわずか3例レアな副葬品が出土した古墳に潜入せよ。和歌山県と、福岡県に1例ずつ出ている馬冑。交通に言及。
「よみがえって欲しいヒーロー」を皆さんから募集。中村哲医師、野村克也さん、「マジンガーZ」「仮面ライダー」シリーズの主題歌の水木一郎さん、バレーボールで益子直美さんを人気を二分していた斎藤真由美さん、高橋名人という声を紹介した。