野村家の三兄弟。江戸時代から続く狂言の名家。曽祖父と祖父は2人とも人間国宝。祖父の野村萬は95歳で現役の狂言師。狂言三兄弟に取材。映画「国宝」の大ヒットで歌舞伎が注目されているが、歌舞伎より歴史が深い狂言でブームが起きている。東京・千駄ヶ谷にある国立能楽堂には長蛇の列。行列の先にいたのはさわやかな笑顔をふりまく狂言師・野村万之丞さん。記念写真に応じていた。アイドル的人気を誇るのが野村三兄弟。長男は狂言プリンスと呼ばれる野村万之丞(29)。次男の野村拳之介(26)は去年大役を演じた期待のホープ。三男の野村眞之介(22)は大学に通う狂言師。三兄弟の曽祖父と祖父は二代続けて人間国宝。狂言は600年以上前に誕生した庶民の生活を切り取った喜劇。笑いを通して人間の普遍的なおかしさを表現している。悪人に縄をしばるはずが失敗して仲間にかけてしまう。演じるのはすべて600年以上前の古典。伝統芸能ならではの悩みが。会場が厳かで緊張してしまうためテーマパークのような雰囲気にしようと2年前からはじめたのが「ふらっと狂言会」をはじめた。普段狂言会のない午前中に開催。客層の約半分が20~30代。狂言は聞き馴染みのない言葉が多くストーリーを見失いがち。上演前にあらすじを説明してくれる。上演終了後、帰ろうとしないお客さん。質問に答える三兄弟トークがある。ロビーには漫画「東京タラレバ娘」東村アキコさんが描き下ろした野村三兄弟のイラストが飾られている。次男・拳之介が考案した手ぬぐいなど推し活グッズも販売。さらに狂言を体験できるスポットも。仲間を縄で縛るシーンを再現。実際に舞台に立った狂言師が無料で教えてくれる。演目以外の工夫で若い世代を獲得。狂言の稽古場に潜入!稽古をしていたのは次男・拳之介と三男・眞之介。師匠の前で最終リハーサル。師匠は人間国宝の先代の名を継いだ野村万蔵(59)。厳しい指導。伝統芸能を継承するための稽古。物心ついたときから続けてきた。師匠の万蔵さんはどう思っているのか。新しい狂言会を作ってほしいという。狂言教室を月2回体験教室を行っている。稽古場の広さは国立能楽堂と同じ弘さ。小沢アナも体験教室に参加。すり足や発声を体験。稽古場には面と呼ばれる老人や神・鬼・動物役などでつける面がある。
