能登町では巨大な灯籠のキリコが町を練り歩くあばれ祭が開かれており、夏の風物詩となっている。あばれ祭ではキリコを担ぎながら火の粉を浴びることによってご利益がもらえるとされている。元日の能登半島地震の影響で未だ多くの人が避難生活を続けている中での開催をするかの葛藤があり、実際は全てで40個のキリコがあるが参加できたのは30基ほどであった。石川県各地で行われる祭りでは五穀豊穣を祈願したり大漁等が願われる。能登町のあばれ祭は悪疫退散等が願われ地域の人がつなぐ日本でも有数の奇祭の1つで毎年のべ4万人の観光客が訪れている。祭りの前日には石川県の土木事務所職員らがキリコ巡航ルートの最終確認を行うも。仮復旧にとどまっているメイン通りは未だ震災の跡が残っている。今年参加を決めた町会は去年の38から27に減少し、キリコも40から32に減少する。能登地方のキリコ祭りは半数以上の131が中止や未定となっている。あばれ祭はあすにはキリコに加えて神輿も登場する。