山口・宇部市はかつて炭鉱の町として発展し、1960年代に石炭の採掘が終わった後も、輸入した石炭の国内最大級の貯蔵施設がある。中本亜矢子さんは社会福祉士で、講習会などで地域住民の健康維持に取り組んでいる。県内のデパートや病院へ出向き、血圧などを計って健康チェックもしている。月に一度の幸福時間はビオトープ。周辺とは区分された生物が生息する空間のことで、人間が野生の動植物と触れ合う場として世界で広がっている。郊外にあるビオトープへ行き、雑草や水草を抜いて野生の植物の勉強会などを開いている。25年前、小学6年生の長男と一緒に楽しめる場所を探していて、市の広報誌で見たボランティアの募集に応募した。地域の人に動植物の観察体験などを行っている。