盛山大臣の不信任案の影響で2024年度予算案の審議に遅れが出ていて、確実な年度内成立は危うい状況となっている。その打開策として自民党は派閥の政治資金問題をめぐり政治倫理審査会を開催するための調整を急いでいる。野党の求めに応じて裏金作りに関わった衆議院議員51人全員に出席するかの意向を確認し、今日にも回答したい考え。自民党幹部は出席者について「おかしな前例を作るわけにもいかず、慎重にやっていく」と述べていて調整は未だに難航している。安倍派の中からは若手や中堅は覚悟を決めているのに幹部が出なければなにも変わらないと苛立ちも聞こえてくる。