来年度予算案を巡り、衆議院の予算委員会で初めての省庁別審査が始まった。省庁別審査は府省庁を6つのグループに分けて順番に質疑を行うもので、個別の議論を掘り下げ予算の修正につなげたい野党の要求で実現した。立憲民主党は低所得世帯への3万円給付を質した他、ほとんど使われていない防衛省の基金に来年度も400億円を積み増すことは「何に使うか分からない」と指摘した。野党が主導する形の審議の中で、その象徴ともいえる安住委員長の仕切りも際立っている。あさってまでの省庁別審査で、野党が予算の問題点を具体的に見いだせるかが焦点。立憲民主党・馬淵澄夫議員のコメント。(中継)国会記者会館。