きのう都内のホテルで行われた安倍派の元会計責任者・松本淳一郎氏の参考人聴取。焦点となったのは2022年に政治資金パーティー券のノルマ超過分のキックバックが再開された経緯だった。安住淳予算委員長は「還流の再開を求めたある幹部について質問しました。(松本氏は)『お名前の言及は差し控えます』『現職の議員ではありません』という返答がありました」と述べた。松本氏は2022年7月にある幹部から「キックバックの再開を求められた」と証言。その翌月に西村康稔元経産大臣、塩谷立元文科大臣、下村博文元文科大臣、世耕弘成元経産大臣の4人が参加した幹部会議で再開決定を認識したという。下村元文科大臣は2022年7月ごろキックバックの再開を求める安倍派内の声を松本氏に伝えたと明らかにした。ただ「キックバックを復活しろと言ったわけではない」として再開の指示を否定。塩谷元文科大臣は「わたしが説明してきたことと松本氏の発言が一致しており、整合性は取れている」とコメントしたが、誰が再開を要求したかは言及せず。