日本の防衛にとってしばしば大きな転機となってきた総理訪米。国賓として招かれ、ブッシュ大統領との親密さをアピールした当時の小泉総理。小泉氏はアメリカのイラク攻撃を支持し、自衛隊のイラク派遣を決めるなどしてブッシュ氏と蜜月関係を築いてきた。この時の会談では在日米軍の再編などで合意している。また2015年に国賓として招かれた当時の安倍総理は集団的自衛権の行使容認など、安全保障法制の整備を夏までに成立させると宣言し、実際その年の9月に成立に至っている。今回の訪米でこれまでにない日米の一体化をアピールした岸田総理。専門家は日米同盟と経済外交の二本立てだったのが、日米同盟だけになったら対外政策が軍事だけになり危険だと思うなどと話した。