参議院選挙のあと日経平均株価が最も上昇したのは安倍元総理大臣のもとで行われたとき上昇率が10.3%となっている。一方で、もっとも下落したのが2001年、小泉元総理大臣のもとで行われたときと2016年に安倍元総理大臣のもとで行われたときでともに9%の下落。大きく上昇した2013年はねじれ国会解消に対する期待感から買いが多かった。一方で、下落幅が大きかった2001年はアメリカでITバブルが崩壊し、日本経済にもその余波が及んで景気が低迷するというタイミングだった。選挙に向けての訴えが取引の材料になる一方、それだけではなくてその時々の経済情勢や海外要因なども影響する。ただ、衆議院選挙をみてみると傾向が異なる。解散日から投開票日の日経平均株価の騰落率を示した表を紹介。平成に入って以降の過去12回の衆議院選挙について記されている。去年の衆議院選挙を除いて、11回で値上がりという結果に。衆・参で傾向が異なることについて野村證券の山内さんは「衆議院選挙は参議院選挙と比べると政権選択と受けとめる人も多い。衆議院の場合は任期満了の前に解散して総選挙になるケースが多いが、参議院は解散がなく新しい材料と見られづらいのでは」などコメント。今回の参議院選挙について斉藤氏は「今回の参議院選挙の結果について金融市場の注目度は高い」などコメント。