宗像市で始まった「病児保育お迎えサービス」。保育所や幼稚園で子どもが発熱するなど急な体調不良になったときに仕事の都合などで迎えに行けない保護者に代わり、市が委託する病児保育室の看護師や保育士がタクシーで向かえに行き、診察や治療を受けたあと一時的に預かるもの。宗像市によるとこうしたサービスは県内の自治体では初めて。宗像市では福岡市や北九州市といった市外に働きに出ている共働き世帯が多く、子どもが体調不良のときにすぐに帰ってこられないなどの保護者からの要望を踏まえて導入。宗像市の担当者は「このサービスによって保護者の働く場所や時間の選択肢が広がるとともに、子どもたちがいち早く医療ケアを受けることができるようになると考えている」としている。