- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 増田英彦(ますだおかだ)
今日のゲストはますだおかだ・増田。1970年大阪府生まれで、子どもの頃からお笑いが好きで夢は漫才師だった。関西外国語大学4年生の頃に学園祭でのイベントの司会ぶりが松竹芸能のスタッフの目に止まりスカウトされ、友人だった岡田を誘い養成所に入所。しかし岡田が3か月で挫折したため増田は広告代理店に、岡田は文具メーカーに就職した。それでも情熱を捨てきれずに9ヶ月で退社すると岡田を説得し再び養成所に。そして1993年にますだおかだを結成した。翌年ABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞を受賞。2002年には第2回M-1グランプリで優勝した。現在はバラエティー番組などに出演している。
ゲストであるますだおかだ・増田の依頼品はダンプ松本の髪の毛。1985年に長与千種とダンプ松本で敗者髪切りデスマッチが行われ、長与千種が敗戦し丸坊主になった。その翌年に第2回が行われ、今度はダンプ松本が敗北し丸坊主になった。増田は当時高校生でリングサイドで観戦していて、髪をもらい実家で保管していた。本人評価額は5万円で、鑑定額は30万円。実際の髪の毛だと認定された。
東京・世田谷区にあるハッピーミール株式会社の関社長が次の依頼人。会社は「マサラドライブ」などのデジタルコンテンツを手掛ける。子どもの頃からファミコンなどが好きで、その頃に遊んだテイストのゲームを作りたいと新作「OMEGA6」が発売された。中古のゲームソフトをコレクションしており、全てのソフトに持ち主の名前が裏に入っている。社長はこうしたゲームを自身のHPで公開しており、元の持ち主が希望すれば返却するという。依頼品はブリキ玩具メーカーに関するもので、妻の祖父がブリキ玩具メーカーの創業者だという。
依頼品は玩具メーカー「吉屋」の「ブリキ玩具8点と箱絵の原画7点」。1950年代につくられた物だという。昭和16年に太平洋戦争が勃発し、ブリキ玩具の製造が全面禁止され姿を消した。しかし終戦の4ヶ月後に玩具職人の小菅松蔵が進駐軍のゴミの中にあった空き缶でブリキのジープを製造し、京都の百貨店で販売。動力は輪ゴムという素朴な作りだったが、2ヶ月間で10万個を売り上げた。これを機に玩具業界が息を吹き返すと、GHQはアメリカへの輸出を奨励。萬代屋(後のバンダイ)など玩具メーカーが誕生した。依頼品のメーカー「吉屋」もそうしたメーカーの一つで、依頼人の義理の祖父にあたる大久保恵司が東京・蔵前の玩具店で修業を積んだ後に1951年に創業した。オリジナリティ溢れる玩具を量産し長年業界を牽引。しかし昭和50年代になるとソフトビニールなどの玩具が主流となり、吉屋は歴史に幕を下ろした。依頼品の中に含まれる「プラネットロボット」は会社を代表するヒット作。SF映画「禁断の惑星」に登場するロボットをモチーフにしたもので、様々なタイプが作られた。今回の依頼品には試作品も含まれている。いずれの玩具も未使用品。玩具の箱絵の原画7点は全て手書きで、アメリカへの輸出用だったため英語表記。
玩具メーカー「吉屋」のブリキおもちゃを鑑定。本人評価額は吉屋が今年で創業74年とのことで、74万円。鑑定額は136万円。流通していない試作品や本来赤やシルバーで出回っている黒のスペースドッグに30万の高値がつけられた。原画については7枚で35万円という評価だった。
福岡・宗像市へ向かった。ここはユネスコ世界文化遺産に登録されている宗像大社があり、神宝館には沖ノ島から出土した奉献品など国宝が8万点にわたり保管されていて、中国で作られた「龍頭」という傘をさすために使用する道具などもここには展示されている。道の駅・むなかたではヒラメや皇室に献上されるほど名高いワカメなどの海の幸を楽しむことができるだけでなく、春は鯛など季節に応じた魚を楽しめるむなかた地魚茶漬け祭りも名物となっている。
高校では茶道を嗜む高橋楓さんのお宝は辰砂の壺。中国と日本の交流が始まる前に祖父が購入したものだという。予想額は10万円だったが、評価額は3万円。森由美氏は中国で近代に作られたものであり、銅を使って発色させるものが辰砂と言われていると紹介。景徳鎮という場所で作られたものであれば数千万円という値がつくこともあるという。
全国から40台ものクラシックカーが街を走るイベント「ツール・ド・ムナカタ」に携わっている池淵恵さん。そのお宝はタミヤの未組立スロットカー2台。夫が小児ぜんそくのため外で遊べない中親からプレゼントされたものが大切に保管されたものだという。スロットカーはコース上の金属の溝から電気を供給してコントローラーで電圧を調整して走らせるおもちゃとなっているが、予想は1万2000円。これに対して評価額は30万円だった。北原照久氏は保存状態がよくカタログも付いているが、殆ど使われていなかった昔のロゴも使われていてとても希少という。
保育園の園長を務める畠中智美さんのお宝は円山応挙の掛軸。託児所として使っていた自宅を建て替えようと荷物を整理すると見つかったのだという。予想は74万円だったが、評価額は3万円だった。安河内眞美さんは中国の王様に可愛がられていた子供が王の枕をまたいでしまい、罰で山奥に流されたものの菊の葉の梅雨を飲んで不老不死の命を得たという「菊慈童」という物語が題材ではないかと紹介。偽物にしては画は悪くないものの文字に雑さが見られるという。
伊豆さんの依頼品は、古高取焼の花入れ。高取焼は、400年以上続く地元・福岡を代表する窯で、開業当時のものは古高取と呼ばれ、茶器などに珍重された。茶陶の有名な先生と付き合いがあり購入したという。本人評価額は200万円。
伊豆さんの依頼品は、古高取焼の花入。本人評価額は200万円。鑑定結果は、250万円だった。高取焼は、約400年前、福岡県直方市にある鷹取山の麓で始まった。依頼品は、江戸初期の流行が反映された素晴らしい作品だという。
関岡さんの依頼品は、子供用のペダルカー。20年ほど前、次男にプレゼントしようと別のペダルカーをネットオークションで探していたところ、偶然見つけた。1980年代の名作映画「スター・ウォーズジェダイの帰還」に登場した乗り物をモデルにしている。6万円で落札したという。本人評価額は6万円。鑑定結果は、8万円だった。アメリカの玩具メーカー「ケナー社」のもので、商品を買うとついてくる抽選券で応募し当選したらもらえるものだったという。日本では出回っていないコレクターズアイテムだという。
依頼人は埼玉県深谷市の松本博之さん。小学生から野球のメンコを集めたことをきっかけに数々集め大学時代に留学したフィラデルフィアでメジャーリーグにハマり60年グッズを収集。お宝は20年前神保町の古書店で見つけた100万円の「1934年の日米野球の写真アルバム」。1934年に野球の神様ベーブ・ルースを始めとする全米選抜チームが来日し日本中が沸き立った。東京の神宮球場を皮切りに全国12都市を回り18試合を行ったが依頼品は日米野球の133枚の写真という。11月2日に全米選抜チームが横浜港に入港、横浜公園球場で速球王レフティ・ゴーメッツらなどと久慈次郎、当時17歳の沢村栄治らが対戦した。最終日の宇都宮での試合では寒さが厳しかったため暖房が置かれたが観客がアメリカ選手に渡した徳利をその場で熱燗にし飲み始めたが14-5で全米チームは一度も負けずに遠征を終えた。
依頼品の「日米野球の写真アルバム」について本人評価額は120万円だったが結果は400万円だった。COLLECTIBLES FIELD山本代表は「大変貴重なアルバム。鈴木惣太郎さんと友人だった横浜訓盲院今村幾太さんが撮影したものとみられ東京、大阪、宇都宮など5か所6試合に帯同し計120枚以上を撮影したが違うカメラマンの写真も含まれまとめたもので博物館に行っても良いようなもの」と解説した。
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この後のWBSではあす発動される相互関税などについて報じていく。