剣崎さんは経済視点を「日銀が現時点で想定する中立金利」とし、「植田総裁は4月に中立金利水準はまだ狭い範囲に絞ることはできていないとしている一方で、展望レポートの見通し機関の後半のどこかで基調的なインフレ率は2%に到達してその時にはおおむね中立金利になっているとしている。展望レポートの見通しは先行きの金融政策運営について市場の折り込みを参考にしている。4月末時点での2026年の政策金利の市場の折り込みが約0.6%。植田総裁の「おおむね中立金利になっている」は日銀が現時点で想定する中立金利は0.6%から大きくは離れていない。日銀は様々なモデルを使って中立金利を推定している。下限値は現時点で+1%。0.6%とさほど離れていない。私は現時点で日銀が想定する中立金利は1%としている」等とした。福永さんは経済視点を「手取りの増加分がどこに向かうか?」として、「賃上げの給与が反映されるのは今月。来月以降には出そろう。賃上げ分が消費に向かうのか貯蓄に向かうのか。内需関連株に投資の資金が向かいそう。しかし、貯蓄に回ると株価の下支えにはならない」等とした。