担当する斎藤先生は中3の時には非常に前向きだったが、いざ入学すると1人しか男子生徒がいなかったことで塞ぎ込んでしまったのだと説明してくれた。彼らが通う品川学藝高等学校はかつて女子校で、今年が共学化初年度。各学科少ない中でミュージカル専攻は彼1人なのだという。おばたのお兄さんはその生徒汐音くんと対面。パフォーマーになることを夢見て入学した汐音くん、しかし今は「正直こんなはずでは、場違い」と感じたのだという。テーマパークのダンサーが夢だったが、現在ではそれもゆらぎ始めているのだと汐音くんは話してくれた。ただ学校で全力でパフォーマンスすることはなかったという汐音くんに対して、おばたのお兄さんは「パフォーマンスの楽しさをもう一度思い出してほしい」と考えたという。