米国の7−9月までの実質GDP(国内総生産)の速報値は、前期から年率換算で2.8%伸びた。市場予想の3.0%は下回ったが米国経済は底堅さを保っている。GDPのおよそ7割を占める個人消費は3.7%のプラスと、4月から6月期と比べて伸びが加速し全体を牽引した。住宅投資は金利高を背景に5.1%の減少で、2四半期連続のマイナス。企業の設備投資は3.3%のプラスだった。輸出は8.9%増加した一方、輸入は11.2%のプラスでGDP全体の押し下げ要因となった。
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