県内では今冬の大雪でりんごの木の幹割れや枝折れなどの被害が13市町村、農業用ハウス倒壊が18市町村で確認されるなど、農作物や農業関係施設への被害が相次いだ。こうした中、青森県が先月、大雪による農業の被害について調査をしたところ、被害額が214億8100万円と統計残る昭和55年以降最大の被害となった。りんごの枝が折れる被害が202億6500万円余と9割を占めた他、農業関係施設への被害が5億900万円余りとなっている。県は被害額が最大となった要因について年末年始にかけて降った重い雪で枝の半数以上が欠けたりんごの木の割合3割以上となり、収量は2万1000トン余減の見通しで被害額は約52億円にのぼるとしている。