東日本大震災から15年となった被災地の今を伝える。きょうは宮城県。いまは震災遺構となっている閉校した小学校で語り部の活動をしている大学4年生の女性を取材した。石巻市に住む大学4年生、高橋輝良々。震災当時は門脇小学校の1年生。語り部として東日本大震災の記憶と教訓を伝えている。2011年3月11日、学校から帰る途中で強い揺れを感じた。一緒に帰っていた3人の友人とすぐに学校に戻り、先生に誘導され高台へと避難した。学校が誘導して避難した児童は全員無事だった。しかし先に下校などしていた児童7人が犠牲になった。津波の犠牲になった友人とは忘れられない思い出がある。幼稚園の頃から一緒だった友人と交わした約束。高橋が5年生の頃、門脇小学校は石巻小学校に統合され閉校した。それでも変わることはなかった小学校の先生という夢。大学1年の夏、門脇小学校に足を踏み入れた。そこで目にしたのは亡くなった友人が使っていたクレヨンの写真。大学2年の冬、高橋は門脇小学校で語り部の活動を始めた。去年、教員採用試験に合格した高橋はこの春から小学校の先生になる。高橋は毎年、友人にあてて手紙を書いている。
