過半数割れで厳しい船出になった第2次石破内閣。生稲晃子参議院議員が外務政務官に、今井絵理子参議院議員が2度目の内閣府政務官に選ばれるなど副大臣と政務官に女性6人が起用された。裏金議員の登用はなかった。国会でキャスティングボートを握る国民民主党。与党への要求は年収の壁の引き上げだけではないよう。税制改正を巡り国民民主と自民党、国民民主と公明党、3党が相次いで税調会長を含めた税制協議を行った。国民民主党側は年収103万円の壁の見直しのほか時限的な消費税の引き下げも求めるとみられる。ガソリン税の暫定税率を廃止するガソリン税減税や電気、ガス代の引き下げ、賃上げをした中小企業に減税で支援することなどを要求するとみられる。政治部・森洋介記者(与党担当)が解説。生稲議員が「精一杯与えていただいたお仕事を頑張る」、国民民主党・古川元久税調会長が「次回から3党でやる」などコメント。