亀田製菓のジュネジャ・レカ・ラジュ会長は、去年6月に会長に就任した。日本の食品メーカーで製品開発していた経験などから、前会長の目に留まり、抜擢されたという。就任以降、ガイコ置く人社員を増やして、新潟から世界を目指している。健康を意識した製品の輸出に取り組んでいて、独自に開発したコメ由来の乳酸菌は去年、アイルランドの食品メーカーと契約した。コメなどを使った代替肉は、健康志向などの高まりから、新事業の柱に育てようとしている。国内のせんべい購入金額は、この20年、ほぼ横ばいになっている。先月には、商品開発専門の部署を新設し、販売先の味覚を重視した新商品を開発し、3年以内に販売することを目指している。ジュネジャ会長は、多様な価値観を取り入れることがグローバル化に不可欠だとしている。