1年で最も富士山の登山客が多くなる8月中旬のお盆休み期間。今年の富士山は開山から1か月余りで7人の登山客が亡くなる、これまでにない異常事態となっている。登山中に目撃したのは多くの軽装の外国人登山客の姿だった。羽田明史さんは富士山ガイド歴14年目のベテラン。そんな山登りのプロが率いる今回のツアー客はおよそ8割が初めての富士登山。山頂からのご来光を拝むため、80歳目前で富士の頂を目指す今ツアー最年長者の桃井さん(79歳)。息子夫婦と孫の親子3世代で参加していた。多くの登山客があふれ返った6合目の山小屋前。6合目を出発してすぐ、そこには軽装の外国人登山客の姿が。出発からおよそ6時間後、1人の脱落者を出すことなくツアー客全員が標高3460mにある初日の目的地9合目の山小屋に到着。午前1時半、ツアーメンバーが山頂を目指し出発。そしてご来光の瞬間が。