富士山の診療所に密着。診療所では高山病や登山時のケガなどのトラブルに対応していて、務める医師は山岳医療のエキスパート達。富士山には富士山衛生センターを含め3つの診療所が設置されており、中でも八合目にある富士吉田救護は9月も診察を行う唯一の診療所となっている。この日も高山病と思われる患者が訪れた。近年弾丸登山や軽装での登山客が増え2カ月間で300人が受診しており、医師・看護師など4名1チームが3日間の交代制で業務にあたっている。この日のメンバーは普段は山梨県立中央病院に勤務するフライトドクターである岩瀬史明さんや看護師の長谷川裕美さんなど。吉田救護の室内は約9畳で診察陽テーブルとベッドが2つ設置され、2回は4人の居住スペースとなっている。午後0時、顔面から転倒した患者がいると報告が入る。