きょう福島県伊達市では、ことし全国で初めての猛暑日となった。東京の都心でもことし初めての真夏日となり、熱中症の疑いで救急搬送された人もいる。能登半島地震の被災地も、各地で真夏日となった。石川県珠洲市では、社会福祉協議会の職員などが、仮設住宅を回って、熱中症に気をつけるよう呼びかけた。あすも各地で気温の高い状態が続く見込み。一方、すでに梅雨入りしている沖縄奄美では、大気の状態が非常に不安定になっている。あすにかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。都内の大型雑貨店は、例年より早く、暑さ対策グッズのコーナーを開設した。日傘は男性の利用も広がっていることなどから、売り上げが去年の同じ時期と比べて60%ほど増加。首筋や手のひらなど、特定の部位を狙って冷やし、血液の温度を下げることで体温コントロールにつなげようという商品も注目されている。済生会横浜市東部病院・谷口英喜医師は「湿度が上がった時が一番危ない」とコメント。