福島県では原発事故で立ち入り制限が続く「帰還困難区域」が未だに残っている。これが居住者の女性比率に影響しているという。FNNが調べたところ、一時全域に避難指示が出てきた大熊町の現在の女性比率は32%。震災後県内で最も女性の割合が少ない町となっている。震災直後、避難した住民と入れ替わる形で原発作業にあたる多くの単身男性が町にやってきたことが理由とされる。さらに女性は避難先で家庭を築く一方、被災地に戻るのは家を守りたいと考える多くの高齢男性だったことも挙げられる。大熊町の隣にあたる富岡町も36%と低い比率となっている。