立憲民主党の両院議員総会で、野田新代表が提案した新たな執行部人事が承認された。幹事長・小川淳也氏、政務調査会長・重徳和彦氏。ともに閣僚経験のない50代前半の議員に若返りを図った形となる。国会対策委員長・笠浩史氏。大串博志選挙対策委員長は続投で、代表代行を兼務。代表代行・長妻昭氏、辻元清美氏が続投。枝野元代表を支援したリベラル系の議員で作る党内最大のグループは、緊急の会合を開催。野田新代表は「主要な役職を自分の陣営から起用している」とか「応援しにくい内容の人事」など、疑問や不満の声が相次いだ。グループの一部の議員は、両院議員総会を欠席したり、途中で退席したりした。党内の一部から今回の人事に疑問の声が出ていることについて、小川幹事長は「真摯に丁寧に向き合っていきたい」と述べた。代表選挙の決選投票で、野田信代表と争った枝野元代表は、党の最高顧問に就く方向で調整が行われている。