今週、立候補の表明が相次いだ自民党総裁選。争点の1つとなっているのが選択的夫婦別姓。30年間、議論が進んでいなかったが自民党はなぜ反対を続けてきたのか。その背景に迫った。きのう自民党総裁選への出馬を正式に表明した自民党・小泉元環境大臣が打ち出したのは「総理になったら、選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、国民的な議論を進める」、総裁として決着をつけることはできるのか?「決着をつけに行きたいと思っている。党議拘束をかけずに法案の採決に挑む」と述べた。これまでに出馬を表明または意欲を見せている候補者の中でも選択的夫婦別姓制度の導入については立場が大きく分かれている。今週、出馬会見を行った自民党・茂木幹事長は「もう少し世論の情勢、世論の集約が大切ではないか」と述べた。夫婦別姓に慎重な考えを示している自民党・小林前経済安保担当大臣は「今の制度で“旧姓の通称使用”の周知も含め進めていくべき」、夫婦同一の姓の制度は守るべき?「家族の単位は非常に重要だと思う」と述べた。