昨日午前、石破総理らが集まった自民党役員会。この日揃って辞任の意向を示した木原選挙対策委員長・小野寺政調会長・森山幹事長・鈴木総務会長。2週間前の役員会では、石破総理は菅元総理と談笑し和やかな空気に。昨日は2人の表情は固いものとなっていた。石破内閣の中からも相次いでいる総裁選前倒しを求める声。そんな中、昨日参院選大敗を総括する自民党両院議員総会が行われた。総会前には参院選総括の報告書が示され、報告書では解党的出直しに取り組む方針を明記する一方、石破総理や党幹部の責任については言及されなかった。石破総理は、議員たちに陳謝したうえで自身の進退については「私の責任」と強調し、「しかるべきときに決断」と表明。参院選でも繰り返し「責任」を訴えてきた。両院議員総会を終え口にした言葉は、経済政策などの向き合うべき課題を挙げながら、当面続投する意向を示した。しかし、両院議員総会の中で、森山幹事長が辞意を表明。さらに鈴木総務会長、小野寺政調会長、木原選挙対策委員長も相次いで石破総理に辞任する意向を伝え、党執行部に辞意ドミノが起きた。総裁選挙の前倒しは、来週月曜日に議員たちへの意思確認が行われることになった。さらに夜には、麻生最高顧問が総裁選の前倒しを要求する意向を固めたことがわかった。