立憲民主党の蓮舫参議院議員が今年7月に迫っている東京都知事選挙に立候補する意向を表明した。今なら勝てると判断したとみられ、掲げたのは反自民党、非小池都政だった。報道キャスターから国会議員に転身した蓮舫。民主党政権下で行われた事業仕分けでは仕分け人も務め仕分けの女王の異名をとった。8年前には都知事選への出馬を検討したが、国政にこだわりたいとして見送り。なぜ今回は出馬に踏み切ったのか。まず裏金事件での自民党への逆風。先月末の衆院補選での3敗に続き昨日は静岡県知事選挙でも自民党が推薦した候補(大村慎一、鈴木康友)が敗れた。2つ目は小池都知事への逆風。先月行われた衆議院の東京15区の補選で小池知事が支援した乙武氏が惨敗。更に目黒区長選挙でも都民ファーストなどが推薦した候補者が破れ、立憲幹部は小池知事の人気に陰りが見えてきたと分析している。蓮舫氏サイドは今なら勝てると判断したとみられる。小池都知事は今月29日からの都議会の定例会で正式に立候補を表明する方向で調整しているという。すでに出馬を表明している広島県安芸高田市の石丸伸二市長。この他、20人以上が立候補を表明している。