自民党総裁選をめぐり石破元幹事長が地元鳥取・八頭町で立候補を正式に表明した。鳥取県八頭町にある神社境内には大勢の報道陣が集まっていた。中心にいたのは鳥取が地元の自民党・石破元幹事長。思い出の地でまずはお参りし、改めて総裁選出馬を明言した。小泉、河野両氏について「一回、一緒にやったんだもん。そんなに思いがバラバラのはずはない」と話していた。前回の総裁選では河野が出馬し、小泉氏と石破は支援に回った。しかし今回は3人それぞれが出馬へ。関係は一転、ライバルとなる。石破氏の最大の課題は国会議員票だ。これまで4回挑んだ総裁選では多くの党員票を集めたこともあったが、同僚である国会議員から支持を得られず涙をのんできた。小泉元環境大臣はおととい石川県輪島市の能登半島地震の被災地を視察した。小泉氏は「リーダーにとって、リーダーが変われば政治が変わるのは当然のことだ。政治なんて、誰がやったって変わらない、そういう声は多くあると思うがそんなことはない。リーダーは誰がやるかによって必ず地域づくり、国づくり、変わっていく。そういうふうに思っていただけるかどうか、この総裁選は重要であるということは間違いないことだと思う」と返し、2人のライバルについては語らなかった。河野デジタル大臣はきのう、地元のバスケットボールチームの激励に訪れた。数時間後にはアフリカ3か国の閣僚と会談に臨んだ。安倍政権で外務大臣や防衛大臣を歴任し外交力が強み。