きのう小泉進次郎農水相が農林水産大臣の就任会見に臨み、備蓄米の入札一時中止と随意契約での売り渡しを発表した。また、石破首相はコメ5キロを3000円台にする目標を掲げ、達成できなかった場合に責任を取るか国民民主党・玉木雄一郎代表が追及。石破首相は責任を取る考えを示した。3月に落札されたコメが消費の現場に届いたのはわずか10%ほどにとどまる。小泉農水相は、可能な限り早い段階で全農と会いたい意思を示した。かつて、小泉農水相は34歳で農林部会長に就任し、改革を全農自身に委ねていた。続いているとされる事実上の減反政策についても、石破首相は増産に切り替えることへ賛成を示した。田崎史郎氏は「コメの価格は下がる方向になるだろう。農業政策の分野での経験、そして発信力の高さに期待する」と指摘。折笠俊輔氏は「進次郎氏本人だけではなく、まわりをどう動かせるかにも注目したい」としている。