総裁選前倒しの手続きが始まる予定だったが、ある党の幹部によると「過半数を超えるのが確実な情勢」という。党が割れてしまうので総理に自発的に辞任の声が上っていた。アメリカとの関税交渉の区切りと一つのタイミングとして判断した。ただ、総理は「心残り」という。関税交渉は完全に決着していないので最後まで全うしたかったというのが本心だろう。石破総理は内閣支持率は上昇傾向、関税交渉着地、最低賃金が上がり、株価もよかった、経済的指標はすごく良かったのでマーケットや世論調査の支持は高いと自信を深めていた。去年の衆院選、今年の参院選と負けて、自分で勝てないのではと葛藤していた。次の総理にふさわしい人は高市早苗氏23%、小泉進次郎22%、石破茂8%(テレ東・日経8月世論調査)。勝ち抜くハードルは2つ。まずは党員の支持。自民党総裁選はフルスペックと簡易型がある。もう一つのハードルは20人の推薦人。去年の自民党総裁選候補推薦人20人の現状の紹介。高市氏の推薦人の現職は11人と減っている。投開票は10月4日で調整しているというのが最新情報だ。
