福井県小浜市はかつて京都から一番近い港町として栄えた場所。有名なのが鯖。ここから京都まで海でとれた鯖などを運んできたという歴史がある。京都までつながる道は「鯖街道」と呼ばれ大勢の行商人で賑わっていた。今は鯖街道を生かした町おこしで盛り上がっている。今年、全国で初めて日本遺産プレミアムに選定された。その1つが去年リニューアルオープンした道の駅。鯖街道でしかできない体験ができるワンダーランド。鯖街道の行商人になりきって買い物ができる。この賑わいで売り上げは年間1億円UP。道の駅運営会社・御子柴北斗さんが感じたのは栄えていた鯖街道の町が元気を失っているということ。住民の高齢化で空き家が多くなっていた。サバの漁獲量もピーク時には3580トンとれていたものが最近では1トン未満になることも。そこで町づくりの会社の社長となり街道の町家を宿泊施設としてオープンされた。8年前から取り組んでいるのが温暖化などで激減した小浜の鯖を復活させようというプロジェクト。現在まで試験的に養殖が進められ、うまくいけば来年4月には出荷できる。