仙石さんはきょうの日経平均予想レンジを39,400円~39,800円とし、「きのうは日本株の下げ幅が大きかったが、きょうは反発の一日になるんじゃないかと思っている。特にアメリカ市場ではナスダックが上昇しているため、日経平均株価も戻りやすい地合いになると思うし、新年ということもありNISAマネーも期待できると思う」などと話した。また、注目ポイントには「海外投資家の売りを恐れない」と挙げ、「昨年の日本株の需給環境は自社株買い中心のマーケットだったと思う。自社株買いが反映される事業法人が昨年1年間では約8兆円の買い越しとなっており、日本株の大きな支えになったと考えている。一方、海外投資家は5兆円規模の売り越しとなっており、2年ぶりの売り越しになりそうな状況で日本株にもネガティブな影響を与えたかなと思う。ただ、2024年の日経平均株価は19.2%上昇しているため、「海外投資家が売り越しでも日本株が上昇する」という印象を付けられる1年だったんじゃないかと思う。私は基本的に海外投資家が打ってくるタイミングこそ実は日本株を買うには良いチャンスだと思っており、いまは自社株買いが日本株式市場に大きな買い手として存在しているが、この流れが大きく変わる可能性は極めて低いと判断している。2025年もトランプ政権の関税政策の動きなどもあるため、海外投資家のフローは非常に不安定な可能性が高いと思っており、一時的に売りが大きくなるリスクは注意しておかないといけないんじゃないかなと思っている」などと話した。