富士山では登山道の混雑や危険な弾丸登山が問題となる中、その対策として事前予約の受け付けがきょう始まった。ただ、登山ガイドからは懸念も示されている。登山ルートの1つ、山梨側の吉田ルートでは1日の登山者を4000人に制限。また、一部の時間帯は山道の出入りを封鎖し、更に1人2000円の通行料を支払うことが必要になる。きょうその通行予約の受け付けが始まり県の職員が対応に追われれていた。予約はインターネットのみで受け付けていて事前に登山する日や名前などを入力。支払いが済むと2次元コードがメールで送られてくるため、それを登山の際に提示するとゲートを通過できるという。これまで富士山の山頂付近にはご来光を見るために登山客が夜間に集中。山道が人で埋め尽くされるほど大混雑する事態となっていた。また、夜通し登山をする危険な弾丸登山も増加。宿泊をせずに山小屋の外などで休む登山客も多く高山病や低体温症の恐れがあるとして問題となっていた。