重たいものを持ったりする時に補助してくれる「アシストスーツ」には電力を使う「アクティブ」と電力を使わない「パッシブ」があり、現在はパッシブが注目されている。パッシブのメリットは比較的安くて軽く、どこでも使えること。建設現場や農業で腕を上げ続ける作業をアシストするスーツ、レジ打ちや工場など長時間の立ち仕事をアシストするスーツを紹介。ことし7月に登場した服の下に着るインナータイプは、物流や介護など何度も物や人を持ち上げる仕事の負担を軽減する。このスーツを開発したのは、岡山市でサポーターなどを作っている医療用品メーカー。軽くてアシスト力を生み出す素材として薄い高反発ゴムを採用したが、アシスト力の弱さや持ち上げるとき以外の動きに抵抗感があることから、現在空気を使ったアシストスーツを開発中。空気を入れてチューブが膨張すると化学繊維が縮み、引っ張る力が生まれるというもの。