瀬戸内国際芸術祭は、香川と岡山の島々などで2010年から3年に1度開かれている現代アートの祭典。現在春の会期が開かれている。これに合わせて、高松市美術館では芸術祭の15年の歩みをデザインの視点から振り返る特別企画が行われ、これまでの公式ポスターやチラシなど合わせて30点余りが展示。公式デザインは、初回から岡山県出身のデザイナー・原研哉さんが手掛けていて、いずれも海や島の風景などをモチーフにしている。このうち2022年のデザインは、派手なサングラスをかけた島のお年寄りのポートレートで、海を背景に堂々とポーズを決めた姿が印象的。今回のデザインは、瀬戸内海に浮かぶ飛び込み台から中学生や高校生たちが海に飛び込む様子を撮影したもの。日常の中にある非日常を表現。展示は今月25日まで開催。