北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が朝鮮半島問題について、戦争も辞さない挑発的で危険な言動を繰り返しており注目されている。これについてアメリカは「キム・ジョンウン総書記は戦争を準備しているのか」という見出しの分析リポートを公表した。リポートでは北朝鮮が2019年のトランプ大統領との首脳会談の失敗や最近のロシアとの関係強化を踏まえ、朝鮮半島の問題を軍事的に解決する機会と見ている可能性があると指摘している。その上で朝鮮半島の状況は朝鮮戦争以降かつてなく危険だとし、キム・ジョンウン総書記が戦争への戦略的決断を下したなどと結論づけている。またこれに先立ち韓国の国家情報院は、キム総書記が側近らに対して「2024年初めに南に大きな波紋を起こす方策を準備せよ」と指示した情報があると明かした。その上で今年4月に行われる韓国の総選挙を前に北朝鮮が軍事的挑発に出る可能性が高いと警告した。一方キム総書記は日本に対して、「被災地の人々が1日も早く地震の被害から復旧し、安定した生活を取り戻すことを願っている」という電報を岸田総理大臣に送ったとのこと。