岸田総理大臣はインド太平洋地域のパートナー国としてNATOの首脳会議に出席し、安全保障分野で連携を強化していくことで合意した。岸田総理は韓国、オーストラリアなどとともにNATOのパートナー国として首脳会議に出席、スピーチでロシアによるウクライナ侵攻以来、「きょうのウクライナはあすの東アジアかもしれない」と繰り返し述べてきたとした上で「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分」との認識が多くの首脳と共有されていることを歓迎した。その上で「ロシアと北朝鮮の軍事協力の進展の動きは、深刻に憂慮すべきもの」と述べ、ロシアと北朝鮮の接近への危機感を示した。日本をはじめとするパートナー国とNATOは、ウクライナ支援とサイバー攻撃や偽情報への対応、AIなどテクノロジーの4つの分野で協力を拡大することで合意した。