岸田総理大臣はきのう、モンゴルのオヨーンエルデネ首相と電話会談した。この中で岸田総理大臣は、今月8日に次の巨大地震に注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたことを受けて、対応に万全を期すため予定していたモンゴルへの訪問を取りやめたと説明。その上で、日本として「特別な戦略的パートナー」であるモンゴルとの関係を重視し、両国の関係を強化していく考えになんら変わりはないと強調するとともに、今後の訪問実現への調整を進める意向を示した。これに対しオヨーンエルデネ首相は、今回の訪問取りやめの判断に理解を示したうえで、日本と引き続き連携していきたいと応じた。日本政府としては、モンゴルが北朝鮮との伝統的な友好国であることも踏まえ、拉致問題の早期解決に向けた協力も呼びかけていく方針。