政治部・西井建介記者の解説。「石破政権で日韓関係に変化は」について。日韓関係の改善の流れは、岸田前総理と尹大統領の下で作られたが、石破総理としてもこれをより確かなものにしたいと考えている。一方で両国の間には、太平洋戦争中の徴用を巡る問題など、依然として懸案が残っている。政府関係者は「尹政権が韓国国内の世論の影響で対応を変えないか、注意深く見続ける必要性は変わらない」と話している。「米国・トランプ次期政権が与える影響は」について。トランプ次期政権の対アジア戦略はまだ不透明で、現時点で影響は見通せない。ロシアと北朝鮮の軍事協力の進展などでアジア情勢は悪化していて、日韓双方にとって、米国との同盟関係による抑止力がより重みを増している。石破総理としては、国際社会の平和と安定にとってアジア地域が重要なことをトランプ氏に伝えつつ、日米韓3か国による連携の維持強化を図っていきたい考え。